JSW
Sustainability
Report
2004
環境報告書2 0 0 4 について
境
報
告
書
2
0
0
4
に
つ
い
て
もくじ
環境報告書2 0 0 4 について 0 1
社長ご挨拶 0 2
会社概要 0 3
環境方針 0 5
環境保全への取り組み 0 6
環境中期計画 0 6
環境管理体制 0 6
活動目標と実績 0 7
エネルギーの削減 0 8
二酸化炭素の排出量 0 9
廃棄物の排出量 1 0
化学物質の排出・移動 1 1
ポリ塩化ビフェニル(P C B )への対応 1 2
環境会計 1 2
環境・新エネルギー関連事業への取り組み 1 3
有機資源リサイクル 1 3
省エネ・リサイクル 1 5
新エネルギー 1 8
P C B 無害化処理の取り組み 1 9
社会との共生 2 1
編集方針
この環境報告書は、
2 0 0 3 年度における日本製鋼所の事業活動に伴う
環境管理活動を取りまとめたものです。
当社における初めての環境報
告書は2 0 0 3 年末にホームページに掲載しました。
本環境報告書は第
2 回目の環境報告書発行になります。
本報告書の作成にあたっては、
環境省の
「環境報告書ガイドライン」
を
参考にしています。
報告対象範囲
記載内容は、
2 0 0 3 年4 月1 日∼2 0 0 4 年3 月3 1 日を対象にしています。
対象範囲は、
株式会社日本製鋼所および関連会社を対象にしています。
環 境パフォーマンスに関するデータは、
国 内 の 製 作 所 お よ び 子 会 社 を
長
ご
挨
拶
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2004
02
社長ご挨拶
日本製鋼所グループは、地球環境保護の観点から資源の生産性を高め、社会の発展に貢献し
ていくことを、
「企業価値の向上」を実現するための重要項目のひとつとして位置づけ、環境活
動に積極的に取り組んでまいりました。
まず、工場での環境活動では、1 9 9 8 年に室蘭および広島の両製作所においてIS O 1 4 0 0 1
の認証を取得、環境負荷低減を効果的に推進するための管理システムを構築いたしました。さ
らに2 0 0 3 年度は、これまでの製作所主体の環境活動を全社的に展開し実効性をあげていくた
め、
「全社環境管理規定」を制定するとともに環境管理担当役員を委員長とする「環境マネジメ
ント委員会」を設置するなど全社一体となった推進体制を整備し、併せて2 0 0 7 年度までの環
境中期計画を見直し、年度実施項目を設定することにより段階的かつ継続的に環境改善に取り
組んでまいりました。
これらの活動を通じて、各製作所では、二酸化炭素排出量、廃棄物排出量、化学物質排出量、
エネルギー使用量など、地球環境への影響に関する諸指標は各年度目標に対して、着実に改善
効果をあげております。
また、資源循環型社会への貢献の側面からは、有機資源リサイクル処理、廃プラスチック脱
塩素システムなど長年にわたり蓄積した固有技術を活かした省エネ、省資源、リサイクル分野
での機器・システムの開発と技術力の強化に努めております。
さらに、風力などの自然エネルギー、水素エネルギーなど次世代につながるクリーンエネル
ギー分野での機器・システムの実用化にも注力するなど、多方面からの環境関連事業の育成を
通じて環境への負荷低減に取り組んでいるところであります。
私たちは、これまで培ってきた経営資源をさまざまな形で社会へ提供し、地球環境保全に貢
献することで企業の社会的責任を果たすことが重要な責務と認識し、今後とも特色のある一流
の企業人を目指して努力を続けてまいります。
「環境報告書2 0 0 4 」を通じて、日本製鋼所グループの2 0 0 3 年度環境活動の成果と今後の
取り組みを皆様にご報告いたしますので、忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。
今後とも、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
■テヘラン事務所
北京事務所■
上海事務所■
バンコク事務所■
クアラルンプール事務所■ 香港事務所■
札幌支店 室蘭製作所
府中本社
横浜製作所 名古屋支店
関西支店 中国支店
広島製作所 九州支店
■デュッセルドルフ事務所
本社
★ ★
★ ★
★ ★
★ ★
★ ★
シンガポール事務所■
社
概
要
会社概要
会
社
概
要
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2004
■ 創 業 1 9 0 7 年(明治4 0 年)1 1 月1 日
■ 設 立 1 9 5 0 年(昭和2 5 年)1 2 月1 1 日
■ 本 社 東京都千代田区有楽町1 丁目1 番2 号
■ 資 本 金 1 9 6 億9 ,4 2 3 万円(2 0 0 4 年3 月3 1 日現在)
■ 従業員数 連結:4 ,2 1 0 名(2 0 0 4 年3 月3 1 日現在) 単独:2 ,0 7 0 名(2 0 0 4 年3 月3 1 日現在)
■ 売 上 高 連結:1 ,3 6 3 億 9 0 0 万円(2 0 0 4 年3 月3 1 日現在) 単独:1 ,1 4 2 億7 ,2 0 0 万円(2 0 0 4 年3 月3 1 日現在)
■ 役 員(2 0 0 4 年7 月1 日現在)
代表取締役社長 永田 昌久
代表取締役副社長 塚田 尚史
代表取締役専務取締役 湊 宣之
野仲 英宏
常務取締役 岩舘 忠雄
植木 昌範 水口 英樹 野村 英雄
取締役 五十嵐 敦
吉野 勇一 岩下 壽夫 打越 光弘 石田 俊一
監査役 廣上 輝夫
森 主計彦 丸山 達雄 橋場 登 3%
地域開発事業
素形材関連
樹脂関連 その他機械
社
概
要
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2004
04
■ヒューストン事務所
■ロサンゼルス事務所
■ニューヨーク事務所
■主要な事業内容
本社・支店・営業所
本 社 〒1 0 0 -8 4 5 6
東京都千代田区有楽町1 -1 - 2 (日比谷三井ビル) 府 中 本 社 〒1 8 3 -8 5 0 3
東京都府中市日鋼町1 -1 (Jタワー) 関 西 支 店 〒5 5 0 -0 0 0 4
大阪市西区靱本町1 -1 1 - 7 (信濃橋三井ビル) 九 州 支 店 〒8 1 0 -0 0 0 1
福岡市中央区天神2 -1 4 - 8 (福岡天神センタービル) 名古屋支店 〒4 6 0 -0 0 0 8
名古屋市中区栄2 - 9 -1 5 (三井住友海上名古屋しらかわビル) 中 国 支 店 〒7 3 6 -8 6 0 2
広島市安芸区船越南1 - 6 -1 札 幌 支 店 〒0 6 0 -0 0 0 1
札幌市中央区北一条西5 - 2 - 9 (北一条三井ビル) 東北営業所(仙台市)/北関東営業所(川口市)/
南関東営業所(横浜市)/長野営業所(岡谷市)
出張所:佐野、浜松
海外事務所
ニューヨーク/ヒューストン/デュッセルドルフ/テヘラン/ シンガポール/北京
海外サービス拠点
ロサンゼルス/バンコク/クアラルンプール/香港/上海
研究所
室蘭研究所(室蘭市)/機械研究所(広島市)/ 機械研究所 横浜研究室(横浜市)
工場
室蘭製作所 〒0 5 1 -8 5 0 5 室蘭市茶津町4 〈主な機械設備〉
1 2 0 トン電気炉/1 0 0 トンE S R 溶解炉/5 トン真空誘導 溶解炉/3 ,0 0 0 ∼1 4 ,0 0 0 トンプレス/3 0 ,0 0 0 馬力4 重可逆式厚板圧延機/低周波焼入装置/各種金属工作機 械/7 0 ∼7 3 0 トン埠頭起重機
広島製作所 〒7 3 6 -8 6 0 2
広島市安芸区船越南1 - 6 -1 〈主な機械設備〉
8 トン誘導炉/6 トン電気炉/精密鋳造設備/イオン窒 化炉ほか熱処理設備/C N C タレットパンチプレス/ベン ディングロー ル / 2 , 0 0 0 トン油圧プレス/マシニング・ センターほか各種金属工作機械/6 0 トン埠頭起重機 横浜製作所 〒2 3 6 -0 0 0 4
横浜市金沢区福浦2 - 2 -1 〈主な機械設備〉
マシニング・センター/N C 旋盤/スクリュ加工専用機ほか 各種金属工作機械
■本社・支店・営業所・海外事務所および工場等
部門 主な事業
鋳 鍛 鋼 発 電 用 品 、鉄 鋼 用 品 、化 学 機 械 用 品 、橋 梁 用 品 、原 子 力 関 連 機 材 、電 子 材 料 用 素 材 、金 型 材などの製造、販売
鋼 板 ・ 鉄 構 石 油 精 製・石 油 化 学・一 般 化 学 用 品 、発 電 用 品、橋梁用品、その他各種圧力容器、クラッド 鋼板、クラッド鋼管、その他の極厚鋼板などの 製造、販売
樹脂機械 プラスチック射 出 成 形 機 、中 空 成 形 機 、そ の 他合成樹脂製造・加工機械(造粒装置、フィル ム製造装置ほか)の製造、販売
そ の 他 機 械 流体機械、油圧機器、光・電子関連機器(レー ザアニール装置など) 、金属産業機械(プレス、 マニプレータなど) 、廃棄物処理装置(コンポ ストプラント、廃 プ ラ ス チ ッ ク 脱 塩 素 処 理 シ ステムなど) 、マグネシウム合金射出成形機、 風力発電機器、防衛関連機器などの製造、販 売、修理、天然ガス・石油・石油化学などのプ ロセスプラント、環 境 関 連プラントなど各 種 プラントの計画、設計、製作、据付
境
方
針
環境方針
環
境
方
針
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2004
当社は国際社会や地域社会との調和を図りながら、
事業活動を行うことの重要性を認識し、
1 9 9 7 年より全社活動として環境管理活動を推進してきました。1 9 9 8 年には室蘭、広島
両製作所においてIS O 1 4 0 0 1 の認証を取得することで、環境活動も定着してきました。
さらに、環境ビジネス面においても従来からのコンポストに加え、リサイクルを目的とし
たマグネシウム成形機を世界で初めて販売し、近年では新エネルギー関連分野にも目を向
け、新たな環境製品にも取り組んでいます。
以下に日本製鋼所の環境基本方針をご紹介します。
■
日本製鋼所の環境基本方針
当社は環境との調和が社会の一員たる企業の重要な責
務であることを認識し、環境保全に留意した生産活動
と環境保全技術の追求を通して、社会の持続的発展へ
の寄与を目指して事業活動を行う。
■
行動指針
1 :環 境 に 関 す る 取 り 組 み を 組 織 的 に 行 い 、 環 境 保 全
活動の継続的な推進を図る。
2 :適 正 な 目 的 お よ び 目 標 を 定 め て 環 境 負 荷 の 低 減 を
図る。
3 :環 境 保 全 に 寄 与 す る 製 品 お よ び サ ー ビ ス の 社 会 へ
の提供。
ア:製品について環境および安全衛生を含めた社
会的価値の向上に努める。
イ:環 境 に 係 る ニ ー ズ の 把 握 と 技 術 開 発 に よ り 、
環境負荷を軽減する製品およびサービスを提
供する。
■
各事業所共通方針
事業所はその事業内容および地域社会等とりまく
環境を考慮し、国際規格に準じた手法により環境
方針、環境目的および目標を定めて活動する。
ア:法規および会社が合意している外部との取り
決めの遵守。
イ:汚染の予防、廃棄物の削減および適正な処理。
ウ:省エネルギー、省資源・リサイクルの促進等
を通じた「資源生産性」の向上。
エ:従業員および事業所の構内企業への事業所方
境
保
全
へ
の
取
り
組
み
環境保全への取り組み
環
境
保
全
へ
の
取
り
組
み
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06
環境中期計画
企業の社会的責任はますます高まりつつあり、製品・技術を通して少しでも地球
環境保全に貢献していくことが求められています。これまでの活動の反省点を踏
まえ、環境保全活動範囲を拡大し、環境に配慮した安全な製品を提供するため、
2 0 0 3 年1 1 月に環境中期計画を改正し、2 0 0 7 年度までの4 年間における活動
項目と目標を見直しました。
環境管理体制
当社の事業活動を行う製作所、管理責任の及ぶすべての場所の環境負荷低減に取
り組むために、下図に示す体制で、関連会社を含むグループ企業が一丸となって
環境負荷の低減に取り組んでいます。
社 長
各製作所環境管理統括者 (製作所長)
部門、グループ 関連会社
環境管理委員会
全社環境管理統括者
(環境マネジメント委員会委員長)
各製作所環境管理責任者 専門部会
・省エネ部会
・製品部会 環境マネジメント委員会
・各製作所長
・製品事業(本)部長 ・研究開発本部長
・製品戦略室長 ・経営企画室長
・経営管理部長
■
組織図
(1 )
環境保全活動の活性化
(2 )
法令遵守
(3 )
総合的なマネジメントシステムの見直し
(4 )
ステークホルダーとのコミュニケーション
の推進
社 会 、 業 界 の 変 化 に 的 確 に 対 応 す る た め 、 従 来 か ら の 活 動 に 加 え 、 生産活動のすべてのステップで環境に配慮する。
・廃棄物排出量の削減(継続:2 0 0 5 年度に2 0 0 0 年度比3 0 %減) ・エネルギー使用量の削減(継続:2 0 0 5 年度に2 0 0 0 年度比5 %減) ・環境ビジネスの育成と環境配慮型製品への改良(継続)
・部品選択から最終塗装、サービスまでを含めた環境活動 ・グリーン調達基準の作成と調達先の格付け
法改正事項を確実に伝達し、業界指示事項に的確に対応する。 ・法改正事項の社内伝達ルートの確立
生 産 活 動 の 基 盤 と な る 品 質、 安 全 、 環 境 の マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム を 見直すことで、管理システムの高度化を図る。
上記(1 )∼(3 )の活動項目を展開し、環境報告書の内容充実を図ると
ともに、各製作所別の活動状況に関する情報を提供する。
境
保
全
へ
の
取
り
組
み
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2004
活動目標と実績
2 0 0 7 年度までの4 年間の第2 次環境中期計画においても、継続して廃棄物排出
量削減活動とエネルギー使用量削減活動に取り組みます。2 0 0 5 年度における廃
棄物排出量は2 0 0 0 年度比3 0 %減、エネルギー使用量は2 0 0 0 年度比5 %減に
することを、室蘭製作所、広島製作所、横浜製作所の共通目標としています。
これらの活動結果については、室蘭製作所は
(社)
日本鉄鋼連盟、広島および横浜
製作所は
(社)
日本産業機械工業会に毎年報告し、最終的に
(社)
日本経済団体連
合会でまとめられています。加えて、各製作所では、直接各地方自治体にも同じ
データを報告しています。
室蘭製作所構内に設置してありました3 7 基の小型焼却炉は、
「ダイオキシン類暴
露防止対策要領」等に則り解体撤去処分を完了し、監督官庁に届け出ました。環
境問題に取り組もうとしているところで、その法規対応のまずさから多大なご迷
惑をおかけしました。再びこのような事態を起こさぬよう、廃棄物処理、法令改
正などに関する管理体制の構築とその周知徹底を図っていきます。
(1 )
環境保全活動の活性化
(2 )
法令遵守
(3 )
総合的なマネジメント
システムの見直し
(4 )
ステークホルダーとの
コミュニケーションの推進
廃棄物排出量削減
・2 0 0 0 年 度 を 基 準 と し て 原 単 位 ベ ー ス で 1 8 %減を削減目標として活動しました。 ・2 0 0 3 年 度 実 績 は 、 総 量 ベ ー ス で 2 8 %
減 、 原 単 位 ベ ー ス で は 各 製 作 所 で 3 0 % 減 ∼ 6 6 % 減 と な り 、 目 標 を 達 成 し ま した。
エネルギー使用量削減
・2 0 0 0 年度を基準として原単位ベースで 3 %減を削減目標として活動しました。 ・2 0 0 3 年度実績は総量ベースで2 %弱増
となりましたが、原単位ベースでは各製 作 所 で 6 % 減 ∼ 1 3 % 減 と な り 、 目 標 を 達成しました。
環境ビジネスの育成
・2 0 0 3 年度の新エネルギー、環境関連の 売上高は3 0 億円。
_
・室蘭製作所の小型焼却炉3 7 基の解体撤 去処分を完了しました。廃棄物の管理、 処 分 方 法 等 を 定 め た 廃 棄 物 処 理 基 準 の 改訂等を行いました。
・環 境 管 理 を 全 社 的 に 推 進 す る た め 「 全
社環境管理規定」を制定し、「環境マネ
ジメント委員会」を設置しました。 ・室蘭製作所、広島製作所は1 9 9 8 年1 2
月にIS O 1 4 0 0 1 の認証を取得し、継続 更新中です。
・初めての環境報告書を2 0 0 3 年1 2 月に ホームページに掲載しました。
廃棄物排出量削減
・2 0 0 0 年 度 を 基 準 と し て 原 単 位 ベ ー ス で 2 4 % 減 を 目 標 と し て 活 動 を 展 開 し ます。
・有害物質の排出を削減します。
エネルギー使用量削減
・2 0 0 0 年 度 を 基 準 と し て 原 単 位 ベ ー ス で 4% 減 を 目 標 と し て 活 動 を 展 開 し ます。
環境ビジネスの育成
・2 0 0 4 年度の売上目標は4 8 億円を見込 みます。
グリーン調達
・今 年 か ら 取 り 組 み 始 め 、 ま ず は 主 要 な 取引先のE M S 構築状況を把握します。
・法 規 制 改 正 事 項 等 の 伝 達 を 確 実 な も の にします。
・全社環境管理機能の充実を図ります。 ・室蘭製作所、広島製作所はIS O 1 4 0 0 1
の更新審査を受審します。
・各 製 作 所 の 環 境 保 全 活 動 状 況 等 の 情 報 提供に努めます。
活動項目
2 0 0 3 年度までの活動状況
2 0 0 4 年度の目標
境
保
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の
取
り
組
み
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08
エネルギーの削減
電力、燃料をエネルギー換算し、3 製作所ごとのエネルギー消費の推移を把握す
るとともに、実質的な評価は2 0 0 0 年度実績を基準として、原単位で比較する方
法を採用しています。ここでいう原単位とは、室蘭製作所においては粗鋼生産
1 トン当たりの消費エネルギーであり、広島、横浜両製作所においては、売上高
1 億円当たりの消費エネルギーを示しています。
■
室蘭製作所
鋳鍛鋼品等の受注増により、消費エネル
ギーは2 0 0 0 年度とほぼ同水準にありま
すが、生産工程での省エネを推進するこ
とで、原単位では2 0 0 0 年度比6 %減と
なり、既に2 0 0 5 年度の目標を達成して
います。
■
広島製作所、横浜製作所合計
機械事業分野の伸びにより、消費エネル
ギーは微増傾向(2 .5 % 増)にあります
が 、 原 単 位 で は 2 0 0 0 年 度 比 1 3 % 減 で
あり、既に2 0 0 5 年度の目標を達成して
います。今後とも省エネに向けた設備更
新等を行い、消費エネルギーの削減に取
り組みます。
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 1990 1995
(TJ)
(年度) 室蘭製作所
2000 2001 2002 2003
広島製作所 横浜製作所
5,061 4,495 4,130 3,992 3,922 4,203 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 1990 1995
(TJ)
(年度)
2000 2001 2002 2003
46 38 40 42 44 36 34
原単位(G J/ t )
熱量 原単位
4,641 4,062 3,681 3,581 3,466 3,744 0 100 200 300 400 500 1990 1995
(TJ)
(年度)
2000 2001 2002 2003
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
原単位(T J/ 億円)
熱量 原単位
420 433
449
411
460 456
■
3 製作所の熱量合計
鉄鋼業と機械製造業ではエネルギー消費
に大きな違いがあり、当社は両業種にま
たがる事業活動をしています。特に鋳鍛
鋼品を多く扱う室蘭製作所が当社のエネ
ルギー消費全体の8 9 %を占めています。
な お 、 各 製 作 所 の 生 産 量 増 加 に 伴 い 、
2 0 0 3 年度の消費エネルギーは2 0 0 0 年
度を基準にして2 % 増となっています。
T J:T(テラ)は1 01 2
境
保
全
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の
取
り
組
み
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2004
二酸化炭素の排出量
電力および各燃料で定まっている二酸化炭素排出係数をもとに、当社における排
出量を算出しました。消費エネルギーとほぼ比例関係になっていますが、2 0 0 3
年度において当社全体では約2 3 万トンの排出量になっています。
■
3 製作所の二酸化炭素排出量合計
消費エネルギーと同様に室蘭製作所の排
出量が鋳鍛鋼品を多く扱う関係上、全体
の9 2 %を占めています。
各製作所の生産量が増加しましたが、当
社 全 体 で の 排 出 量 は 、 基 準 と し て い る
2 0 0 0 年度と同水準になっています。
■
室蘭製作所
生産量が2 0 0 0 年度比8 % 増になりまし
たが、排出量は2 0 0 0 年度とほぼ同水準
に抑えることができました。原単位では
2 0 0 0 年度比8 % 減になっています。
■
広島製作所、横浜製作所合計
生産量増加により排出量は微増傾向にあ
ります。2 0 0 0 年度に対して2 0 0 3 年度
の排出量は3 %増加しましたが、原単位
では1 3 %減になっています。
0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 1990 1995
(万t -C O2)
(年度) 室蘭製作所
2000 2001 2002 2003
広島製作所 横浜製作所
28.9
25.2
23.1 22.5 23.1
22.0 0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 1990 1995
(万t -C O2)
(年度)
2000 2001 2002 2003
2.6 2.5 2.4 2.3 2.2 2.1
原単位(t -C O2/ t )
排出量 原単位
2.0
27.3
23.5
21.4 20.9 21.3
20.2 0 0.5 1.0 1.5 2.0 1990 1995
(万t -C O2)
(年度)
2000 2001 2002 2003
35
30
25
20
原単位(t -C O2/ 億円)
排出量 原単位
15
1.68 1.68 1.74
1.58
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保
全
へ
の
取
り
組
み
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廃棄物の排出量
廃棄物排出量の削減については、製作所ごとに特有の廃棄物が出る中で、リデュー
ス、リユース、リサイクルを基本として取り組んでいます。目標は、2 0 0 0 年度の
排出量を基準に2 0 0 5 年度における排出量を原単位ベースで3 0 %減としています。
2 0 0 3 年度実績は、総量ベースで2 8 %減、原単位ベースでは各製作所で3 0 %∼
6 6 %減となっています。
■
広島製作所
2 0 0 3 年度の排出量は、2 0 0 0 年度に対し総量ベースで3 5 %減(原単位で4 5 %減)に削減でき、目標を達成してい
ます。廃棄物発生量の5 0 %を占めている金属屑は9 9 %を再利用し、ダスト・煤塵、廃油等のリサイクル化を推進す
ることで廃棄物全体のリサイクル率は5 8 %から7 4 %に向上しました。
■
横浜製作所
2 0 0 3 年度の排出量は、2 0 0 0 年度に対し総量ベースで6 1 %減(原単位で6 6 %減)に削減でき、目標を達成してい
ます。木材、廃油のリサイクル化を推進することで、廃棄物全体のリサイクル率は5 4 %に向上しました。
0 2,000 4,000 6,000 8,000
(年度) 排出量(t )
排出量
2003 2002
2000 2001
原単位
0 20 40 60 80 100
原単位(k g / t )
金属屑 スラグ類 鋳物砂 紙、木材 廃プラスチック 廃油 その他
(t )
リサイクル 排出量
0 20,000 40,000 80,000 60,000 4,980 5,661 7,400 5,720 0 1,000 2,000 3,000 4,000
(年度) 排出量(t )
排出量
2003 2002
2000 2001
原単位
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0
原単位(t / 億円)
金属屑 紙、木材 廃プラスチック 廃油 その他
(t )
リサイクル 排出量
0 1,000 2,000 3,000 5,000 4,000 2,144 3,201 3,464 3,289 0 100 200 300 400
(年度) 排出量(t )
排出量
2003 2002
2000 2001
原単位
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 6.0 5.0
原単位(t / 億円)
金属屑 紙、木材 廃プラスチック 廃油
(t )
リサイクル 排出量
0 150 100 50 227 139 223 353
■
室蘭製作所
2 0 0 3 年度の排出量は、2 0 0 0 年度に対し総量ベースで2 4 %減(原単位で3 0 %減)に削減でき、目標を達成しまし
た。鉄鋼業を主体としており、金属屑、スラグ、鋳物砂等を再利用することで、廃棄物全体のリサイクル率は9 4 %
境
保
全
へ
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2004
化学物質の排出・移動
P R T R 法
※に基づいて各製作所および関連会社は、化学物質の排出・移動量を各
自治体に毎年報告しています。当社では主に製鋼、溶接、メッキ、洗浄、塗装な
どの製造プロセスで第一種指定化学物質を使用しています。検査および組み立て
作業ではジクロロメタンを使用していますが、代替材料への変更、作業方法の見
直しなどにより、有害物質の排出削減に取り組んでいます。
政令番号 物質名 排出量(k g ) 移動量(k g )
室蘭製作所
6 8 クロムおよび3 価クロム化合物 0 2 ,7 8 0
2 3 1 ニッケル 0 5 ,2 4 0
2 3 2 ニッケル化合物 5 7 1 ,5 8 0
3 4 6 モリブデンおよびその化合物 0 2 ,5 8 0
広島製作所
4 0 エチルベンゼン 4 ,2 0 0 6 0 0
4 4 エチレングリコールモノエチルエーテル 1 ,0 0 0 2 0
6 3 キシレン 1 1 ,0 0 0 1 ,5 0 0
1 7 9 ダイオキシン類 3 * 7 *
2 2 7 トルエン 2 2 ,0 0 0 4 ,0 0 0
横浜製作所
2 2 7 トルエン 1 ,6 2 6 0
関連会社
4 0 エチルベンゼン 1 0
6 3 キシレン 6 ,3 9 5 3 2
6 8 クロムおよび3 価クロム化合物 0 3 ,1 5 0
6 9 6 価クロム化合物 0 0
1 4 5 ジクロロメタン 1 1 ,0 0 0 8 0 0
2 2 7 トルエン 3 ,7 1 3 5
2 3 1 ニッケル 0 1 6 0
2 9 9 ベンゼン 3 0
3 1 1 マンガンおよびその化合物 0 6 2
合計 6 0 ,9 9 4 2 2 ,5 1 1
■
有害物質の排出削減
広島製作所では関連会社を含めてジクロロメタンの排
出削減に取り組んでいます。ジクロロメタンはこれま
で製品の洗浄に広く用いられていましたが、代替洗浄
剤 に 変 更 、 あ る い は 蒸 気 洗 浄 装 置 の 導 入 等 に よ り 、
2 0 0 0 年度と比較して半減しています。2 0 0 3 年度は
操業増に伴い、ジクロロメタンの使用量が代替洗浄剤
への変更低減効果分を上回り、約2 %増となりました。
今後さらに代替洗浄方法への切り替えを推進し、ジク
ロロメタン使用量を低減していきます。
※ 室 蘭 製 作 所 で は 鉄 鋼 製 品 の 素 材 生 産 が
中 心 で 、 主 に 成 分 調 整 、 溶 接 に 使 用 し
ています。
※ 広 島 製 作 所 で は 機 械 完 成 品 を 多 く 扱 う
関 係 上 、 主 に 洗 浄 、 塗 装 に 使 用 し て い
ま す 。 * ダ イ オ キ シ ン 類 に つ い て も 焼
却 炉 を 保 有 し て い る た め 、 報 告 し て い
ます。(ただし、単位はm g -T E Q )
※ 横 浜 製 作 所 で は 機 械 完 成 品 を 多 く 扱 う
関係上、主に洗浄に使用しています。
※ 室 蘭 製 作 所 に は 塗 装 や 給 油 を 行 う 関 連
会社があります。
※ 広 島 製 作 所 内 に は 鋳 造 お よ び 機 械 加 工
関 係 の 関 連 会 社 が あ り 、 主 に 成 分 調 整
の物質、洗浄に使用しています。
総合計:8 3 ,5 0 6 ( k g )
■
2 0 0 3 年度の排出・移動量
0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0
1997 1998 1999
(t)
(年度)
2000 2001 2002 2003 25.8
27.8
20.0 21.5
18.3
11.2 11.7
●ジクロロメタンの大気放出推移
境
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P C B については「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特
別措置法」に従い、使用済みのP C B 含有廃棄物を適正に保管・管理し届け出
ています。今後、特別措置法に則りP C B 廃棄物の処理を進めていきます。
■
各製作所の管理状況
環境会計
環境会計は当社の環境保全への取り組みを定量的に評価する方法として取り入れ
ました。環境省の環境会計ガイドラインの「環境保全コスト主体型フォーマット
(公表用A -1 表)
」を参考にして、2 0 0 3 年度の当社の取り組みを以下にまとめま
した。環境保全に関わる費用額は総額1 2 億4 千万円であり、これは当社の売上
高の1 .1 %に相当します。
分類 主な取り組み内容 費用額
(1 )事業エリア内コスト
(1 )−1 公害防止コスト ・電気炉、焼却炉の維持・運営 2 5 3
・工場排水の水質測定
・工場内指定箇所の騒音測定
(1 )−2 地球環境保全コスト ・熱処理炉、鋳物砂再生処理装置などの更新ほか 3 1
(1 )−3 資源循環コスト ・金属屑、紙類、廃プラのリサイクル 2 1 0
・廃棄物の収集、運搬、処理、処分
(2 )上・下流コスト ・スチール梱包の採用 2
(3 )管理活動コスト ・IS O 1 4 0 0 1 の認証維持、従業員への環境教育 7 3
・工場内緑地の維持管理
(4 )研究開発コスト ・環境対応製品の研究開発とその人件費 6 4 7
・既存製品の環境負荷低減のための改良に伴う開発費
(5 )社会活動コスト ・クリーンキャンペーン活動 0 .3
(6 )環境損傷対応コスト ・小型焼却炉解体撤去費用 2 0
(百万円) 対象期間:2 0 0 3 年4 月1 日∼2 0 0 4 年3 月3 1 日
ポリ塩化ビフェニル
(P C B )
への対応
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環境・新エネルギー関連事業への取り組み
有機資源リサイクル
当社は有機性廃棄物の循環利用をコンセプトに、顕在化しつつある焼却・廃棄な
どの「処理・処分」による問題を解決する「資源化」を提案します。当社の環境
技術は長年にわたる微生物活用技術を核として展開しています。
日本製鋼所における環境・新エネルギー関連事業への取り組みは、3 0 年に及ぶ実績を有
するコンポストに始まり、
この有機資源リサイクル のほか、
省エネ・リサイクル 、
新エネ ル
ギー、環境保全などに分野を広げてきました。
以下に当社の環境・新エネルギー関連事業をご紹介します。
■
バイオガスプラント
バイオガスプラントとは、有機性廃棄物をメタン発酵菌の働きにより嫌気下で分解し、メタンガスを生産するプラン
トです。得られたメタンガスを熱や電気に変換して利用することで、化石燃料の使用量を抑えて、有機性廃棄物を処
理することができます。
さらに、有機性廃棄物の分解処理後に生成する
消化液は、そのまま液肥として利用することが
できます。発酵残さは、コンポスト化すること
により堆肥として利用することができます。こ
のようにバイオガスプラントは有機性廃棄物を
有 効 に 利 用 で き 、 C O2排 出 削 減 に 貢 献 し て い
ます。
熱・電気 堆肥
液肥 放流 生ごみ
食品廃棄物 し尿・下水汚泥
家畜糞尿
脱臭装置
ガス
排水処理
コンポスト化プラント
バイオガスプラント
湿式粉砕選別装置
液状有機性廃棄物
固形有機性廃棄物
発酵不適物 排水処理へ
施設内使用
電気供給 熱供給
製品コンポスト コンポスト化装置
発電機 ガスホルダー
ガスフレア ろ液
固液分離器
微生物脱臭装置 メタン発酵槽
浄化空気
水分調整材 (有機性乾物) 調整槽
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■
コンポスト化プラント
コンポスト化プラントは、焼却・埋め立てなどされている有機性廃棄物を好気条件下で発酵させ、堆肥にするプラン
トです。有機性廃棄物を堆肥化することにより、有機農法の促進や、燃焼処理などに使用されていた化石燃料の消費
を大幅に削減することができ、有機物のリサイクルやC O2削減に貢献しています。
袋詰装置 篩分装置
曝気ブロワ 曝気ブロワ
ブロワ ブロワ ブロワ
養生槽
返送 残さ搬出
清水散水
製品搬出 磁選機
異物除去 装置
2 次発酵処理
微生物脱臭槽 洗浄塔
浄化空気
防臭フード
防臭フード 撹拌機
撹拌機 発酵槽
発酵槽
汚水槽 ポンプ 混合機
原料貯留槽
原料貯留槽
原料貯留槽
原料搬入
1 次発酵処理
肉用牛糞 乳用牛糞
生ごみ 鶏 糞
豚 糞
コンベア移送 シ ョ ベ ル カ ー 移 送
空 気
汚 水
凡例:
■
脱臭装置
バイオガスプラント、コンポスト化プラント、鋳造工場、下水処理工場、畜産事業所など
の臭気公害を防止するため、脱臭装置(生物脱臭装置、触媒燃焼脱臭装置)を提供してい
ます。生物脱臭装置は、微生物の代謝反応によって脱
臭槽内に通気された臭気物質を分解するもので、薬品、
吸着剤、燃料などが不要で環境負荷が少ない脱臭装置
です。
触媒燃焼脱臭装置は、従来のものより低燃費運転を実
現しました。さらに、コンポスト化プラントでは廃熱
を利用した熱供給も行い、エネルギー効率を高めて化
石燃料の消費量削減を行っています。
■
鋼補剛木橋
鋼補剛木橋は鋼材と木材を複合させた新形式の橋梁で
す。これまで木橋で課題とされていた耐久性、強度、
コストについて大幅な向上が確認されています。主要
材料には各地域の木材を利用しているため、地域産業
振興に大きく貢献でき、さらには木材の特質を利用し
た環境への配慮も十分に活かされています。
P P
大気放出
臭気
微生物担体
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電動射出成形機
電動射出成形機は環境にやさしい成形機です。従来の油圧射出成形機に比較して、
1 )作動油を必要としないために、廃油の処理が不要となり、油漏れによる汚染も起きないなど、直接的な環境汚染
低減効果があります。
2 )電力を1 / 4 ∼1 / 2 しか必要とせず、省エネ効果とともに間接的に地球温暖化や大気汚染を軽減します。
3 )オイルクーラがないために、冷却水が不要であり、水資源を節約できます。
省エネ・リサイクル
当社は既存製品についても省エネ・リサイクルを考慮した製品の改良に取り組ん
でいます。ここで紹介する各種製品は既に多くのお客様にご使用いただき、高い
評価を得ています。
■
オカラレス豆腐・豆乳製造装置
食品リサイクル法では食品廃棄物の再生利用などの実
施率を向上させることが求められています。従来の方
法 で は 豆 腐 ・ 豆 乳 の 製 造 工 程 で 多 量 の オ カ ラ が 発 生
し、一部は食用として消費されていますが、ほとんど
は産業廃棄物として廃棄・焼却処理されています。当
社 の 機 械 的 な 微 細 化 技 術 に よ り 、 オ カ ラ の 出 な い 豆
腐・豆乳の製造装置を開発しました。
■
生分解性素材の射出成形法
資源リサイクルの方法の一つとして、生分解性素材の
成形方法の開発があります。プラスチック製品の製造
に利用されている射出成形法に注目し、射出スクリュ
などを改良することで、コーングルテンミールを添加
したオカラなどの廃棄物を原料に、耐水性に優れた生
分解性素材の製造方法を開発しました。この方法によ
り、育苗ポットや食品容器など、さまざまな形状の容
器が低コストで製造できます。
生分解性育苗ポット
0 40
30
20 50
10
消費電力(k W h / h )
油圧ハイサイクル機 ( J 1 8 0 E III-S P )
電動射出成形機 ( J 1 8 0 E L III)
40.5
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■
マグネシウム合金射出成形機
マグネシウムは実用金属のなかで最も軽く(比重1 .8 )、鉄・アルミなどの他の金属と同じく、再溶解・精錬をするこ
とにより容易にリサイクルすることができます(新材をつくる場合の約4 %の生産エネルギー)。強度・放熱性・電磁
波シールド性・リサイクル性などのマグネシウムが有する優れた特性と、軽量・薄型・小型化といった社会のニーズ
とがマッチし、ノートパソコン・携帯電話をはじめとする多くの機器にその利用が広がっています。
当社のマグネシウム合金射出成形機は、プラスチックの射出成形技術を応用したもので、
1 )マグネシウム合金チップを成形機のシリンダ内で加熱し、大気に触れることなく金型内に射出成形するため、他
の成形法で使われている防燃のためのS F 6 ガス※などが不要で、安全でかつ地球環境にやさしい製造方法です。
2 )ホットランナー技術・型内離型剤噴霧技術などの最新技術を活用でき、資源の節約および作業環境の改善を実現
できます。
などの多くの特長を有しています。
※ S F 6(6 フッ化硫黄):地球温暖化を防ぐための
規制対象となっているガス
■
M u C e l l
®(ミューセル)成形機
M u C e ll®とは超臨界状態のC O2やN2と樹脂を均一に混ぜ合わせることで、微細な発泡状態のプラスチック製品を作
る技術であり、樹脂粘度の低下、射出圧力の低減、溶融温度および金型温度の低下、均等な発泡核成形など、プラス
チック産業の生産性を飛躍的に向上させます。
本技術は発泡過程に従来技術のような化学発泡剤や代替フロンを使用しないため、オゾン層破壊や地球温暖化抑止な
ど、環境負荷の低減も実現しています。
また、セル径をより微細にかつ均一に分配できるため、成形材料の強度を大きく落とすことなく成形品を5 %∼1 5 %
軽量化でき、材料費を節減できます。さらに樹脂粘度の低下により低圧成形が可能となり、省エネだけではなく、金型
や成形機本体の耐久性向上にもつながります。 (*M u C e ll®はトレクセル社の商標)
4 )機械からの発熱が少ないために、工場の空調負荷が軽減され、間接的に電力消費が少なくなります。
5 )さらに、特殊設計のスクリュを使用することによって、プラスチック・リサイクル原料を多量に使用することが可
能となり、プラスチック資源の節約と有効利用に役立ちます。
このように、電動機特有のサーボドライブ精密制御から生まれる精密安定成形性や高サイクル成形という機能上の有
利さに加えて、あらゆる面で環境負荷低減型の成形機ということができます。
0 30
20
10 40
重量(g )
M u C e ll® 通常成形
29.0
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環境対応型多層プラスチック燃料タンク(P F T )製造システム
自動車用ガソリンタンクは、世界的に環境保護推進の
ため、ガソリン透過防止性能が向上した樹脂製に替わ
りつつあります。本システムは、ガソリン透過率の低
いエチレンビニルアルコールをバリア層に使用し、粉
砕リサイクル材層を加えた樹脂製4 種6 層多層燃料タ
ンクを製造する中空成形システムです。プラスチック
タンクを成形する時に発生する「バリ」部は粉砕して、
粉砕リサイクル材層に使用しています。また、新冷却
システムの導入によりサイクルタイムの短縮を図ると
ともに、生産量に占める設備ランニング時間も短縮し、
さらなる省エネ効果を追求しています。
■
スケールキラー
水は効率的な熱交換を行える熱媒体として、冷却設備、空調設備に使用され、ボイ
ラでは蒸気・温水に利用されています。しかし、水の溶媒としての性質から、水中に
含まれるカルシウムやシリカなどのスケール付着や錆の発生などの諸問題もありま
す 。 1 9 5 0 年 以 降 、 薬 剤 投 与 に よ る 水 処 理 技 術 が 発 達 し て き ま し た が 、 近 年 は
P R T R 法により、薬品の管理や排出量に対する配慮も重要になり、ノンケミカル水
処理への期待が高くなっています。当社は基礎的な実証を繰り返し、原理・現象を
解明しながらスケールキラーを中核とした実用的なローケミカル、ノンケミカル水
処理システムを開発してきました。現在では薬品を使
用 し な い 環 境 に や さ し い 製 品 と し て 、 工 業 用 水 か ら
ボイラ用まで幅広く製品を提供しています。
■
廃プラスチック脱塩素処理システム
廃プラスチックには、塩化ビニル樹脂(塩ビ)などが含まれており、そのまま燃焼させると、ダイオキシン類の発生
や燃焼炉の劣化の原因になります。廃プラスチック脱塩素処理システムは、廃プラスチックに熱をかけて溶かし、有
害な塩素をガスにして廃プラスチック中から取り除くシステムです。廃プラスチック中の塩素を除去することにより、
公害を発生させない安全なプラスチックペレットが製造できるため、高効率なサーマルリサイクルや、ケミカルリサ
イクルの原料とすることができ、廃プラスチックのリサイクル率を大幅に向上させ、環境改善に貢献します。
排ガス処理
塩酸回収
原料モノマー回収
層構成
粉砕 リサイクル材層
主材外層 接着外層
バリア層 接着内層
境
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新エネルギー
当社は次世代につなぐ技術として自然エネルギーおよび新エネルギー関連の研究
を行っています。
自然エネルギー利用では風力発電およびハイブリッドシステム、
新エネルギーでは合金とエンジニアリングサービス能力を核とし水素貯蔵合金利
用システム、燃料電池を展開しています。
■
風力発電システム
風力発電システムは、自然エネルギーである風を利用し発電を行います。当社の風力
発電に対する取り組みは、①適地開発および風況測定、②エンジニアリング、③風車
販売および設置、④ブレードおよびタワー製造までと幅広く事業化しています。
特にブレードに関しましては、2 0 0 4 年度より事業化しますが、輸送費の削減、雷
などの被害に対する風車停止時間の短縮に大きく貢献できるものと考えています。
また、太陽光、燃料電池、蓄電池などとのハイブリッドシステムの提案も行ってい
ます。
■
水素利用システム
当社は水素貯蔵合金を軸に各種の水素利用システムを開発しています。水素貯蔵合金(M H :M e t a l H y d rid e )は自
己体積の1 ,0 0 0 倍以上の水素を蓄えることができます。
その他水素製造設備 その他利用設備
バッファータンク
圧縮機
ディスペンサ
蓄ガスタンク 水電解式
水素製造装置
赤線内はJS W の製作可能範囲
高圧水素タンク
燃料電池自動車 (F C E V )
● 水素ステーション用周辺機器
周辺機器として、水素圧縮機、M H 水素貯蔵タンクなどの機器類を提供しています。
● 燃料電池用水素貯蔵システム
自動車用、家庭用、携帯用燃料電池のための水素貯蔵としてM H タンクの供給とシステム化が可能です。
● MH熱利用システム
合金への水素の吸放出を伴う発電・吸熱反応を利用することにより、マイクロタービンの排熱からマイ
ナス温度の冷熱を取り出すJ−マイクロ(M H 冷凍システム)の商品化も行っています。
N E D O の委託研究で製作した 高圧水素圧縮機
P C B 無害化処理の取り組み
C
B
無
害
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■
P C B 廃棄物の保管管理
P C B (ポリ塩化ビフェニル)は人や生物に有害な化学物質で、環境中で分解されにくく、長距離を移動して地球
規 模 で の 汚 染 を 引 き 起 こ す 環 境 汚 染 物 質 と さ れ て い る も の で す 。 P C B の 製 造 お よ び 新 た な 使 用 が 禁 止 さ れ た
1 9 7 2 年以降、当社ではP C B 廃棄物を厳重に保管・管理しており、2 0 0 1 年7 月に施行された「ポリ塩化ビフェ
ニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」に基づき、P C B 廃棄物の保管状況を毎年度届け出していま
す 。 室 蘭 製 作 所 に お け る 2 0 0 3 年 度 の P C B 廃 棄 物 の 保 管 状 況 は 、 高 圧 コ ン デ ン サ が 6 4 台 、 低 圧 コ ン デ ン サ が
1 7 台、水銀灯用安定器が2 2 6 台です。現在使用中の高圧コンデンサが5 2 台、低圧コンデンサが3 台ありますが、
これらの機器も近い将来完全に撤去して、厳重に保管・管理していきます。
■
P C B の自社処理
国が進めているP C B 廃棄物広域処理事業は整備中ですが、当社はP C B 廃棄物を厳重に保管・管理するだけではな
く、環境活動を推進している企業としてP C B 廃棄物の量の削減に努め、保管中のリスクを低減することを目的と
して、P C B 内蔵量の多い高圧コンデンサを対象に自社による無害化処理に取り組み、北海道内で初めて「廃棄物
の処理及び清掃に関する法律」に基づくP C B 処理施設の設置許可を受け、室蘭製作所内に保管しているコンデン
サ中のP C B の無害化分解処理を開始しました。P C B の無害化分解処理に用いた技術は「廃棄物処理及び清掃に関
する法律」で認定されているオルガノ株式会社の超臨界水酸化法です。超臨界水酸化法によるプロセスでは高温
高圧用の反応器が使用されており、高温高圧用反応器は室蘭製作所が得意とする製品の一つで、室蘭製作所にお
けるP C B 処理では室蘭製作所製の反応器を使用しました。
超臨界水とは、水の臨界点(3 7 4 ℃、2 2 M P a )を超えた液体なみの密度と気体なみの粘度・拡散係数を持つ状態
の水です。P C B はこの超臨界水中でC O2、H2O 、H C l に分解され、中和のため分解後に投入される苛性ソーダ
(N a O H )によって最終的にはC O2、H2O 、N a C l となって排出されます。
当社ではP C B の無害化分解処理を開始するにあたり、2 0 0 1 年から近隣地元住民に対して説明会を開催し、地元
住民の皆様のご理解をいただきました。また、関係自治体への相談も行い、さまざまな御指導を承りました。そ
して2 0 0 1 年1 1 月に室蘭市とP C B 処理に関する公害防止協定を締結し、2 0 0 2 年6 月に北海道に産業廃棄物処理
施 設 と し て の 設 置 許 可 申 請 を し ま し た 。 設 置 許 可 申 請 を 提 出 す る に あ た り 、 事 前 に 生 活 環 境 影 響 評 価 を 行 い 、
P C B 処理を行ったことによる環境への影響がないことを確認しています。設置許可申請後、廃棄物処理専門委員
会の先生方の審査を受け、2 0 0 2 年1 0 月に設置許可を取得しました。許可取得後、建設工事に着手し、施設竣工
後には北海道立ち会いによる使用前検査を受け、装置の安全性の確認や運転員の教育を兼ねた試運転を十分に行っ
た 後 、 2 0 0 3 年 5 月 に 1 0 0 K V A 高 圧 コ ン デ ン サ 中 の P C B を 抜 き 取 り 、 P C B の 無 害 化 分 解 処 理 を 開 始 し て 、
2 0 0 4 年2 月まで2 1 3 k g のP C B を無害化処理しました。
P C B を処理するにあたっては、周辺環境を汚染することがないように十分な配慮も行い、分解処理後のプロセス
排気はセーフティーネットとして活性炭塔を通過させてから屋外へ排出しています。また、施設内をP C B 管理区
域とP C B 非管理区域とに区分けして、P C B 管理区域内は負圧管理し、P C B 管理区域内の空気はすべて活性炭塔を
通過させてから屋外へ排出しました。さらにP C B 管理区域内はP C B が周辺へ漏洩することを防止するために防液
堤を設置し、防液堤内は地下への浸透を防止するために浸透防止塗料を塗布して、P C B 漏洩による環境汚染防止
に努めています。今後は室蘭製作所でのP C B 無害化処理の経験を活かし、地域社会に貢献していきたいと考えて
C
B
無
害
化
処
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P C B 管理区域 搬入 搬出
保管水 タンク
p H 計 全体換気(活性炭)
局所排気(活性炭) 制御操作
監視 モニター P C B 分析計
分析室
タンク室 処理水室
高温・高圧室 1 9 m
8
.
1
m
抜取スペース P C B 乳化 タンク 処理水
反応器 排気
活性炭
活性炭 N a O H
タンク
P C B 分析 タンク
気液分離室 コンプレッサー
清水 タンク
P C B コンデンサ 保管施設
P C B 非管理区域 迅速分析法
に より全 処 理水を確認
P C B 処理フロー
社会との共生
会
と
の
共
生
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各製作所においては、
地域社会との共生を図るために関連法規および地方条例に基づいて、
公害に関係する特定設備の届け出、廃棄物の測定、分析などを定期的に実施しています。
特に環境基本法などに定められている大気汚染、騒音、水質汚濁などの環境基準について
は、官庁への測定結果の届け出、立ち会い検査、自主検査を行うことで、適正な基準にあ
ることを確認しています。
創業以来、わが国の重化学工業の発展に素形材分
野で寄与してきました。大型から中小型までの鋳
鍛鋼品、鋼板などを生産しており、その生産工程
で重油、電力などのエネルギー源を多く必要とす
る製作所です。
ダ イ オ キ シ ン 類 特 別 措 置 法 が 2 0 0 0 年 1 月 に 施 行
されましたが、2 0 0 3 年に当製作所内において小
型焼却炉を使用していたという不手際がありまし
た。2 0 0 3 年度中に所内にある小型焼却炉3 7 基す
べての解体・撤去処理を完了し、関係自治体に報
告書を届け出ました。
関係地域の方々には大変な迷惑をおかけましたが、
今後は、事業系一般廃棄物の処理を専門許可業者
にすべて委託するなど、廃棄物処理に関する万全
な管理体制の構築とその周知徹底を図り、安全な
環境の整備に努めます。
近隣の中学生が「総合的な学習の時間」に当所を訪れました。先生の付き添いのもとに生徒達 が公害防止施設を見学し、自分達が住んでいる地域の企業がどのような環境対策に取り組んで いるのかなどの自分達の日ごろ考えている疑問を質問していました。
室蘭製作所では、地域の小中学生に工場の理解を深めてもらうため、このような工場見学を年 に4 ∼5 回実施しています。
室蘭製作所
会
と
の
共
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「プラスチックテクノロジーとメカトロニクスの追
求」をテーマに射出成形機、押出機、また火砲な
ど の 防 衛 機 器 を 生 産 し て い ま す 。 当 製 作 所 で は 、
紙 類 、 木 材 の 焼 却 設 備 を 保 有 し て い ま す が 、
2 0 0 2 年にダイオキシン類対策特別措置法に定め
る改造を実施しました。その後、定期的な監視活
動を継続しています。
労働組合執行部と企業対策部会主催によるク リーンキャンペーン活動を6 月と1 0 月に実施
しました。これは、私たちの通勤路と会社周辺
の 清 掃 活 動 を 行 う も の で 、今 後 と も 社 会 貢 献 活動の一環として継続して活動を実施してい きます。
地域とのふれあいを大切に考え、毎年夏にグラ
ンドを提供し、地元商工会主催による「土曜夜
市産業祭」を開催しています。今年は、2 0 回目
の節目であり、例年を大幅に越える1 万人強の
来場者を迎え、趣向をこらしたイベントをはじ
め、熱気あふれる記念すべき夜市になりました。
L C D( 液 晶 パ ネ ル )
の 量 産 化 を 可 能 と す る エ キ シ
マレーザアニール装置、従来からの主力製品であ
る中空成形機を生産しています。当製作所は、関
東臨海地域に位置しており、公害の発生源となる
設備は基本的に保有せず、廃棄物処理は専門業者
に委託しています。
広島製作所
〒1 8 3 -8 5 0 3
東京都府中市日鋼町1 番1 (Jタワー)
株式会社 日本製鋼所 経営管理部
T E L :0 4 2 -3 3 0 -8 0 0 0 F A X :0 4 2 -3 3 0 -8 0 1 7 E -m a il:in f o _ e c o @js w .c o .jp